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火の無い所に

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■火の無い所に煙は立たぬ
 これはもう、現実世界、しかも異常者が隔離されていた時代の話だと思う。江戸時代だって明治、大正くらいまでだって、異常者、障害者は隔離され、遠回しに社会から抹殺されていた。そういう世界であれば確かに、火の無い所に煙は……ということになる。

 現在は仮想世界、インターネットという情報流通が存在する上に、現代、特に日本では異常者、障害者(あ、ここでいう障害者は精神的に障害のある人を指す。広義での障害者ではない)が、経済的な余裕から、引きこもり、潜在的に潜んでいる場合が非常に多い。

 ぶっちゃけ……キチ○イが一人いれば、あり得ない、嘘の噂なんて簡単に広げられる。悪意なんて何処で発生したのか判らない。なぜなら、キ○ガイだから。ネットの場合、噂を書き込んだ人の現実が伝わらない以上、書き込まれた言葉は他の「大切な言葉」と同価値となる。というか、本来言葉には「誰が語ったか」という発信者の存在、方向性、背景が透けて見えなければならないはずが、匿名性の高いネット社会では基本、キャラクターとして均一化されてしまうから。

 んで、結論。火の無い所に煙は立つ。というか、立った煙=噂はその何十倍、何百何千倍もの労力や資金を投じなければ、消し去る、上書きすることができない。つまり、キチガ○無双。妄想癖の或るヤツの言った者勝ち。

 そんな状況である以上、何ごとも荒立てず、無難に……というのが大多数の社会が生まれるのも致し方ない。日本は昔から特にこの傾向が強かったわけで、出る杭は他国へってことになりますよね。

 と言うことで結論は。火なんて無くてもキチ○イが一人いればいくらでも煙は立つ。下手すりゃ炎上までいく。消火、鎮火するには凄まじいコストが発生して、被害者一人で対処できる様なレベルじゃ無い。低レベルなやりとりを続けていると……そのうち、ネット社会もとんでもなく窮屈な世界になっていく気がします。